Saturday, October 1, 2022

鉄の狼の伝説

ゲディミナス大公は、ヴィルニア川の河口付近のシュヴェンタラギス渓谷の森で狩りをしていました。夜の帳がおりたあと、一行は、長い一日の疲れを感じ、キャンプ地を決めてそこで夜を過ごすことにしました。眠っている間、ゲディミナスはその日にヨーロッパバイソンを撃った山の頂上で鉄の狼を見るというおかしな夢を見ました。鉄の狼は顔を月に向けて誇らしげに山の上に立っていました。そして、百頭の狼がいるかと思うくらい大きな声で吠えました。

朝の光で目を覚ました大公は、昨晩の奇妙な夢を思い出し、それについて異教の司祭リズダイカに相談しました。司祭はその夢をこう解釈しました。「これはリトアニアの国と支配者に起こる運命を表している!」彼は夢の中に出てきたこれらの丘を目指していけば都市が見つかるだろうと言いました。オオカミの遠吠えは未来の都市の名声を表すと司祭は言います。広く響き渡る不思議な狼の遠吠えのように、都市の名声も広く長く広がるだろう、と。

そうして、リトアニア大公は、神々の意志に従って、すぐに将来の首都を築き始め、その名前をヴィルニアの河の流れから取り、 – ヴィリニュス – と名付けました。

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